page. 25 『馬鹿』まで


※日記?からの移植文です。

前から気にはなっていた『DEATH NOTE』(週刊少年ジャンプ大場つぐみ/小畑健)を
このたび読んでみました。
実は以前、(何らかの理由で)久々〜にジャンプを買ってみた時にさる1話だけ読んで、
その時は当然話の途中のたった1話だけなので内容は全く理解できなかったのですが
ずっと気になっていたのです。小畑氏の漫画、全般的に嫌いじゃないですし。

まあそれはともかく『DEATH NOTE』。
面白い!!!
ものすごく面白いです。
端的に言うと犯人側から描いたサスペンスもの。
頭の切れる人間同士の静かで巧みな戦い(を見るの)が好きな人は
絶対ハマると思います。
原作者の大場つぐみって人はいったいどんな頭のつくりをしてるんでしょーねー。
天地がひっくり返って太陽が地球の周りを回りだしても、私には無理(笑)
早く続きを読みたい!と思ったら明日4巻が発売だそうで。わーい。
いっそのことジャンプで読み始めたいところですが4巻が発売されてもまだ
連載ペースの話とはかなり間がありますし、
サスペンス物で間を飛ばして先を読むなんて、もったいないことこの上ないですからね。
今年の34号以降のジャンプを全部持ってる人が身近にいれば話は別ですが(笑)

しかし面白いのはいいとして、この漫画を少年誌に掲載することには甚だ疑問を感じます。
なにせ、そこに名前を書くと書かれた人間が死ぬ”DEATH NOTE(死のノート)”をもって
”世界を浄化しよう”と悪人と自分の邪魔をする者を殺していくのが主人公なんですから(^^;
自分を「神」とか言っちゃってるし(笑)
大人はいいけど、これに賛同する子供がいたら困りますよねぇ。
子供を見くびりすぎでしょうか?うーーん。
なんやかや言ってジャンプは他誌のやらないことをやってきますよね。
良い悪いは別として。

ところで『DEATH NOTE』を読んだら誰しも一度は考えると思われるのが
「もし自分がノートを手にしたらどうするだろうか?」ですよね。
私も考えてみましたが……どういう経緯をたどるにせよ、
最終的には傲慢になって自滅していくだろうと思います。
それがわかっていてもそうなるでしょう。
一度でも使ってしまったら「自分がその気になれば消せる」
などという意識ができてしまって、最後には墓穴を掘ることになるんじゃないかと。
ノートの恐ろしさを理解して永遠に手放すという行動を取れるほど
自分は賢明な人間ではなさそうですし。