page.54 『中』


先週のあの極悪人面で今後続くのかと、ちょっと心配していましたが、大丈夫でした。

やはりアレは小畑先生渾身の演出によるもののようで。流石です(笑)

どうしてリュークも知らなかった”所有していたノートを手にしている時は記憶が戻る”を

月が推測できたのかが疑問ですが、まあ、そこは、神ですから(爆)

あるいはその推論を立ててレムにかまをかけてみただけかもしれませんし。

さんざんネット上でも話題の的だった、

”ノートに憑く死神の違い”、”どのタイミングで交換したのか”などが

1週間を経てみんなの期待通り明らかになりました。

期待通り、とはいったものの、私を含めて今週の展開を的中させた人は

私の知る限りではいませんでした。

予想を上回る展開という意味ではまさに期待通りです。


明かされた事実によると、4巻での「このノートの所有権を放棄する」の場面の直後に

レムとリュークのノートを交換させ、レムが去った後で”元弥のノート”を埋めた、とのこと。

うおおおおおおお。(感嘆の咆哮)

私の予想ではリュークが従う理由がなかったり、他にもかなり穴のある部分がありました。

それを新世界の神(予定)もとい我らがつぐみがどういう快策で切り抜けるのか。

それがデスノートファンが固唾を呑んで見守っていたわけですが。

流石です。

もう、ここしかない!というピンホールを見事に突き抜けました。

レムのノートを放棄すると言った時点でレムの姿が見えなくなって会話もできないはずじゃ?

というのは、この際取るに足らない些細なことです(爆)

「放棄する」と「これで このノートの所有権は」の間に

「会話をするためもう一度ノートを僕に触れさせてくれ」とか、

あるいは小さくちぎった切れ端を月はあらかじめ手に持っていた、

とかその程度で解決できます。

(この後埋める予定のノートなので、切れ端を持っていてもそのあとどうとでも処分は可能です。時計に仕込んでいた切れ端がコレだということも可)

「もう、過去の件をいくつか無視しない限り切り抜けられないだろう」と予想する読者も

少なくなかった中、見事にやってのけました。しびれます。漢(おとこ)です。

鉄道のダイヤが線で隙間がないほどみっちりと書き込まれた表に

ダイヤの乱れなどの理由で運行を増発するときに、

素人目にはもうこれ以上線を引く余地なんてなさそうなのに

こともなげに”すーっ”と1本線を入れてしまうダイヤの職人さんがいらっしゃるのですが、

まさにそんな感じです(どんな感じだ(爆))

鉄道関係の博物館に是非あのダイヤ表も展示していただきたいです。ご検討願います。

…話がそれました。

ともかく、見事です。さすがは神を自称するだけはあります。

「少しは僕を信用しろ」と言われても信用できるわけがありませんが、とにかくお見事です。

しかし時計に仕込んでいたとはね。考えましたね大場先生新世界の神(予定)。

ちなみに私は手の周りにジャラジャラするのが好きではないので

腕時計はつけない主義です。指輪も年に数回つけるかなという程度。

…どうでもいい話でした。

Lなら牢に監禁拘束の際没収して、時計も中まで分解して調べるくらいのことを

やりかねない気もしませんが、やらなかったんでしょうか。

にしても。

Lがすぐ隣にいるこの極限のプレッシャーの中、

機を見極めて冷静に策を実行に移す月の

度胸・判断力・実行力・鉄の心臓に惚れ惚れします。

一瞬迷いもしましたが、この機を逃したら二度とチャンスはなかっただろうと思われます。

誰が言ったか知りませんが「ことを成す者は機を逃さない者だ」とかなんとか。

そのとおりだと思います。

私にはあんなプレッシャーの中でやり遂げる度胸はないので、羨望のまなざしです。

しかし何故針(?)で血なのでしょう。

シャーペンの芯とかだと”ノート”というアイテムを持ちながら使用する以上

疑いがかかる恐れがあるからなのでしょうか。

しかし針についた血で書くなんて不確実なうえに、指から流血してたら

それはそれで怪しいような。

そのあとしっかり左手でつかんでるそのノートにも血がついちゃいますよ。

それに時計をつける腕をころころ変える人も珍しいですよね。

そこはまあ、ほら、神(予定)ですし(爆)

”一生のうちで一番長い40秒”は私にとっても心臓ばくばくの40秒でした。

先週でキラ復活ではありますが、所有権の移動をもって今週が真の復活です。

その復活の秒読みです。ドキドキしないわけがありません(>_<)

(火口の運命はどうでもいいらしい(爆))

もはや誰にも悲しまれないばかりか、むしろ死んで喜ばれる始末。

哀れ火口。さようなら火口(毛ほども心がこもっていません)

さて今後は新世界の神に本格的に降臨すべく

キラとしてまい進していただきたく思いますが、

そこはそれ。

恐れながら、漫画の物語として「次は竜崎おまえだ」は残念ながら無理かと思われ候。

このデスノートという漫画は敵対する知恵者の二人を主人公としてしまったため

片方を立てればもう片方が立たず、ということで

常に限界ギリギリを攻めなければならない宿命にあって、

今更ながらに大変な物語であるなあ、と実感するばかりです。

ともあれ。今までLに押されていたので、ここは、もうガツーンと

神っぽいところを惜しげもなくさらけ出していただきたいところです。

残る疑問は「竜崎って人と手錠でつながっちゃってる」うえ

レムが弥に再びデスノートを持たすのを許すわけがないと思われるので

どうやって月が弥にデスノートを拾わせるつもりなのか、

そして「Lだけが触り」と言っていたことから夜神パパやモッチーまで

デスノートに触ったのは計算外だったと思われる状況で

レムが月についてくるであろうこの状況を、いったいどうするつもりなのか。

それにLがこのままやられっぱなしでいるわけもなさそうなので、

どう動くのか、今週も身悶えしながら1週間まんじりと待つことになりそうです。

次回の副題は『創造』。

神への第二章幕開け!新世界の創造はじまる!!乞うご期待!!!

…だといいなぁ〜(*^ー^*)