page.55 『創造』


火口はあっさり死んでいました。

そして当然のようにアフロも現場復帰。

漢(おとこ)の浪漫のために妻子を捨てる覚悟をしたのか、

はたまた火口=キラがいなくなったので安心と高をくくったのかは

「うむ…うむ…」からでは読み取れません。


レムが結構すんなり捜査本部の者たちと口をきいているのもちょっと意外です。

月ほどの頭脳と演技力をもっていれば話は別ですが

そうでない場合、いっそのこと一言も口をきかずに黙っているほうが無難な気がします。

黙っていることで怪しまれる部分もあって危険な面もありますが、

何も喋らなければ何も情報を与えることもなく、

とりあえずボロを出さずに現状維持できますし。

このままだと「じゃあ私がノートを使います。取引について話してください」とか

Lが言いかねません。

”ノートの効果を確かめることはできない”と火口確保の際に出てしまっていますし

実際にLがノートを使うことはないと思われますが、

Lがカマをかけて所有権のことがバレるのではないか…と思ってしまいます。

いくら月がいろいろ「計算済みだ」とはいえ、

所有権のことがバレたらさすがにやばいでしょうね。

だからレムとLをやりとりさせるっていうのは、かなり危ない橋を渡っている気がします。

Lのノート使用について月は「僕をノートで殺しかねない」なんて言ってますが、

その場合私はむしろ、誰も知らないはずのLの名前を見てしまった

弥のほうを殺しかねないと思います(笑)

しかし、むー。

ノートの裏にニセのルールを書かせていたとは。

リューク…完全に下僕扱いだよ…(苦笑)

どう考えてもニセルールを書くことはノート所有者つまり月の有利に働くと思うんですけど、

リューク的にアリなんですね、それは。うーん。

ここで、”ノートの表紙の裏に書き込んだノートに関するルールは

実際にルールとして適応される”

とかなったら面白いかも、とか思ったんですけど、それはないですね。

そもそもノートの裏にルールを書くっていうのはリュークが勝手にやったことですから。

それに、そんなルールがあったら

それこそ月や弥はもう死んでしまっているはずですからね(笑)

ノートの処分は証拠として保存するためにしないかな、と思ってたんですけど

あんな危険なもので極秘な物証なので、処分するかもしれなかったんですね。

でも、そうなると「最後の手段です、皆さんの命を私にください」とか言ってLが賭けに出て

ノートを燃やしてしまわないかと心配です。

ルールが本当なら捜査本部もろともキラも死亡、

ルールがニセなら他のルールも嘘である可能性が出てくる。ということで。

でも、少なくとももう一冊ノートが存在するであろう現状で

そんな危険すぎる最終手段はとりませんよね(^_^;

L側からしてみれば万が一ルールが本当だった場合

もう一冊のノートと第二のキラだけ残して捜査本部が全滅することになるんですから。

Lなら元祖キラとレムになんらかの利害の一致があって手を結んでいるかも、

と考えが及んでも良さそうですが、

いまの所死神の発言は全面的に信用しているようですね。

火口が確保されても月たちが解放されるのは難しいし、

その中でどうやって弥を動かしたりするんだろうと思ってたら

ニセルールで完全無罪を狙うとはね。なるほどね。

でも、月は捜査続行するにしても、無罪になったのだから

捜査本部に缶詰というのは不自然な気が。

夜神パパも「母さんと粧裕が心配している、顔を見せてやれ」とか

余計なこと優しい言葉をかけてもよさそうです。

監視もなしで鎖でつながれていないのだから捜査本部から出て自由にできるのに

一歩も出ようとしなければ逆に不自然ですしね。

もちろんレムがいるから出られませんが。

その辺、どうするつもりなんでしょう。

「ルールとはいつの世界も神とされる者によって創られるものだ」

…いや、そんなことはないと思うよ?(笑)

月、ちょっと思い込み激しすぎます(笑)

それにいくら時間をかけたところで、

Lが月を信用するなんてことはありえなかったと思います(笑)

Lのミルク(シロップ?)積み上げは、角砂糖とかぶるなぁ〜。

どうせならひたすらミルクだけ飲み続けるとかくらいしてほしかったです(笑)

「……………わかりました」

「今まで申し訳ありませんでした…………………………」

ものすっごい不服そう!!(笑)

カケラも申し訳ないなんて思ってないクセに!!!(笑)

「好きになった…と?」

まるで「お前に人を好きになる感情なんてものがあるのか?」とでも言いたげです(笑)

今回のニセルール出現で今までのLの推理が完全に崩されてしまったわけですが、

また落ち込んだりするんでしょうか?

そもそも”レイ=ペンバーが調べていた者”というのも”かなり怪しい線”だというだけで

確証は何もなかったわけですしねぇ。

監視カメラ設置後の月への接近も”なんかコイツ、胡散臭い”程度。言ってみれば勘。

そんな、実際には真実だけど不確かな推測を積み上げてきたものと

目の前に否応なくつきつけられたノートとそのルール。

ルールを検証することができない限り、ルールのほうを重視せざるを得ないでしょうね。

あ、そういえば先週の月の手の出血等に関しては

何の見咎めもなしなのでしょうか。それはそれで腑に落ちないような。

最後のコマ、「ライト記憶戻ったのね」って、おかしくありません?

弥は月が記憶を失っているのかどうかもわかっていなかったはず。

「やっぱり月がキラだったのね」とかなら自然だと思うんですが。

さて、ミサがレムと会って話をしていたというのは

月にとって計算外と思われることですが

それがどう影響するのか、しないのか。

弥はLの名前を思い出せるのか。

ちなみに私は国会図書館で一度読んだだけの火口の名前なんぞ、

まったく覚えちゃいませんでした(爆)

しかもLは日本人であるかどうかもかなり怪しいですからね。

というか、日本人でない可能性のほうが高いです。

簡単な名前ならともかく、一度見ただけの彼氏の友達の名前なんか覚えてますかね?

偽名つかってて印象に残っている可能性や

芸能人である弥は人名を覚えるのが得意、というのもあり得ますが。

なによりも今度の死神リュークは弥のフォローはしてくれません。

うまくいくのか(物語的にうまくいかないでしょうけども)

もし「死神はりんごしかたべない」から足がついたら面白いかもしれません(笑)

それより、誰も見ていないときにってことは恐らく夜中。

夜中に女の子一人で林(山?)の中って、普通に危険なんですけど。

弥が痴漢に襲われて、しかも寿命で死亡なんてことになったりして…。

…いくらなんでも弥が可哀想すぎる…。

あ、まあでも人の幸せなんてその人の主観なので

弥にしてみれば月のために生きて、それはそれで幸せなのかも。いやしかし。

次回副題は『法要』『抱擁』。

弥とリューク??今週の続きで月と弥???

そして企画で弥のポスター付きな来週号。

そんなものは誰も望んでいない

月かL、もしくは両方のポスターのほうがいい


………楽しみです。

そんな来週号の前に単行本5巻が発売です。

恐らくpage.43の『黒』まで。

国会図書館で一度読んだだけの部分を、ようやっとゆっくり読むことができます。

しかも私がジャンプを買い始めたのがpage.44からなので、ぴったり。

はやく4日になれー。