page.58 『胸中』



………………………えー…と、昨日は頭真っ白でとても現実と向き合えず
自室で飲んだくれて※「よし。一日寝かそう!」(なにが、よし。なんだ)ということで寝て、
そして今日。
やっぱり向き合えなくて、去年の赤丸ジャンプに載った激しく目に負担をかける4コマを
日曜に新調した複合プリンタで取り込んで、普通に読めるように加工してみたり。
なんとかまともに読める状態にできました。よかったよかった。
(※ ブランデー+自分で漬けたバラ酒+大吟醸


………………さて。
ようやく現実を見つめようと、もういちど読んでみました。
ちょっと冷静になれました。感想書こうと思います。(長い前フリだ…)


>ワタリはまだ死んでいないはず


確かにまだ死んでいませんでしたが、すぐ死んでしまいました。
このシーンは何故か『電影少女』の”じいちゃん”が”あのお方”に飛ばされる場面を思い起こさせました。
しかし、”じいちゃん”はその後無事に再登場を果たしましたが、ワタリとは永遠にお別れです。
さようなら、ワタリ…。


この時のLは静かにいつもどおり冷静に考えていますが、
今までで一番感情を表してるように思えます。青白い炎が燃えているようです。


そして、Lが、倒れます。




(1)まさか、Lが死ぬことはないだろうという読者の予想を裏切るために殺してみた。
(2)しかし、実は生きていた!
(3)生きているんじゃ?という予想を裏切って、やっぱり死んでいた。

(1)

やられましたね。今回のとんでもない展開の衝撃度からか
なんかそこはかとないネタバレが先週からうっすらと、どうしても漏れ聞こえてきてしまっていたのですが
まさか…ねぇ。
この物語は月とL、2人の知力戦を描く話であるはずで
その片方が死ぬ=最終回と思われてきました。私もそう思ってました。
そこをはずしてきましたよ。予測不能にも程がある。
あまりの予想外っぷりに私の頭が思考停止に陥ってしまったわけですが。

(2)

以下、私が思いついた展開。


ワタリの名前を書いて40秒以内にLの名前も書かれたのなら、
ワタリとLの倒れるタイミングの間は一分前後40秒以内*1であるはず。
それにしてはLが倒れるタイミングが微妙に遅い。
これは単に演出上必要なものだった…のではなく、
実はレムはLを殺すのに失敗(もしくは殺さなかった)していて、
ワタリがやられたと見たLは、レムと弥、そして月のつながりを疑い、自ら仮死状態に陥って
そして月の勝利に酔いしれた表情を見、夜神パパと病院へ。
2時間後(時計がわざわざ描かれていたのは不自然)病院で意識を回復したLは
夜神パパに月こそがキラであること、そして本部に帰ったらまず本部内の監視カメラのスイッチを入れ
月から目を離さぬよう指示を出していた。
レムのノートを回収した月の姿はばっちり捉えられ、月は絶体絶命の危機へ。


………はっきり言って陳腐です。誰でも思い浮かぶような展開です。
こんなヘボい展開、そして”実は生きていた”という禁じ手を使ってくるなどとは思えませんが
その心理を逆手にとって…いやいや…(永遠に続く)


本当に死んだにしろ、実は生きていた(考えたくない)にしろ、今後どうするつもりなんだ、つぐみさん。

(追記)

書き終って速攻書き忘れたことを思い出しました。
古今東西”殺し合い”における最大の失策は、”敵の死を確認しない”ことです。
月もLの死亡を確認したわけではなく、ここは油断と取られて仕方がないでしょう。
しかしこのLの死亡の決定的な描写をしないのは
果たしてLが生きていることへの伏線なのか、
それとも読者にそう思わせる余地をわざわざ残してのミスリードなのかは計り知れません。
(追記終わり)

(3)

「まさか、実は生きているんじゃ?」という裏をついて、
「ホントに死んじゃいました」というのが私は一番ありそうだと思うのですが
そのまた裏をついて……(永遠につづく)

気になったこと1

How to use (4巻)


死んだ死神は消えるが、デスノートは残る。
そのノートの所有権は、通常、次にノートに触れた死神に移るが、
神大王に返上するのが常識とされている。


人間界で使われるデスノートには、生きた死神の人間界で使わせる
という意思が始めになければならない。


ジェラスのノートは次にノートに触れた死神レムが弥に使わせるという意思のもと、
人間界にやってきました。
が、問題はレムのノート。
”生きた死神の意思”とは所有者であった死んだ死神が生前に持っていた意思でも良いのか、
そしてレムはその意思を持っていたのか。
かなり疑問に思います。
とりあえずノートが消滅する、とかはしていないので
もしかしたら人間には使えない状態(?)になっているのかもしれません。

気になったこと2

死神、および死神界の朽ちた物質は人間界に何らかの影響を及ぼさないのでしょうか。
たとえば(そういう描写はありませんが)触れた物質が腐敗する、とか。
もし何らかの影響を与えるのなら、レムの残骸をヒントに
リュークが捨てた死神界のリンゴの発見、ひいては月が埋めたノートの発見につながるのではないでしょうか。
あのリンゴの描写、私にはどうも引っかかっていたのですよ。
ただの間としてのコマ、とも取れますが、何か意図があるのではないか、と。

その他

もしLが本当に死んでいたとして、Lなら自分に万が一のことがあった場合
なんらかの対応策を持っていそうです。
死ぬと同時に捜査本部の監視カメラの電源が入る、とか
死ぬと同時に捜査本部が爆発する、とか(※冗談ですよ)
あるいは上ふたつとは逆に死亡と同時にクローンの育成が開始されて
L特別教育プログラムにより新たなLが生み出される、とか(………。)
強大な力を行使できる立場であるからこそ、最大級の危機管理が求められると思うんですよ。
Lとワタリが同時に消える、という普通ならほとんど考えにくいケースであっても
想定していなくてはいけなかったはずです。


…頭がまとまりつかなくて、文章を締めることができません。
ということで今日は以上です。


あ、『胸中』はLの胸中でしたね。
副題予想もこのところのトンデモ展開でふっとんでました。


来週の副題は『零』。
1:誰かの寿命が零になる。
2:月の命が零に帰す=死ぬ
3:捜査本部が零になる=解散
4:可能性零な奇跡が起きる
5:第一話の前の『エピソード零』

…わかってたまるかー!(爆)

(追記)

Lの最後(念のため最期と書かないでおきます)のモノローグ。


「やはり…私は…間違って………なかった…が……ま……」


また色々想像(妄想)を掻き立てさせるフェードアウトです。
ここで注意すべきは「なかった…が……ま……」
の、どこに句読点が入るのか、ということです。
つまり、「が」が前の文章を否定する接続詞接続助詞なのか、
それとも「がま」で始まる全く別の文章又は名詞なのか。


後者は想像しようがありません。
がまん?がまがえる?がまごおり?がまぐち?(爆)
となると接続詞、否定接続助詞、逆接*2の「が」。
その場合「やはり…私は…間違って………なかった…が……ま……」は、
「私は正しかった。しかし、ま……」と置き換えることができます。
つまり、この場合の「ま……」は、「まだこれからだ」「待っていろ、必ず死刑台に送ってやる」などの
前向きな言葉ではあり得ないわけです。
”自分は正しかったが、でも及ばなかった又は間に合わなかった”という内容になるはず。
というわけで、(死亡説を推す私としては)「間違ってなかったが、まさかこうなるとは」だったんじゃないかと。

*1:何をどう計算して1分前後などと書いてしまったのか…(--;

*2:文法の知識なんていい加減なので、後から調べてみたらやっぱり間違ってました。すみません。